まゆボンの賢者の投資術

                                                                           IPO新規公開株を中心としてリスクを抑えて資産を増やします。株主優待・ふるさと納税も活用し、まずは年間50万円の貯蓄を目標とします。

株式相場が下がっている時に出来ることは?

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10/31(水)の日経平均株価は、+463.17円と反発しましたが、相場が冷え込んだ時に出来ることはあるのでしょうか?

1.以前から購入を検討していた銘柄であれば、購入も有り

 実際にプラスリターンになる確率が高いです。あくまでも以前から購入に向けてウォッチしてきた銘柄に限ります。よく安易な安値拾いは怪我の元と言われますが、それは十分な検討期間が足りないか、日頃の銘柄チョイスの観点がズレているのが主要因と考えます。むしろ割安な時に行動に移せないようでは、プロと同じ土俵で競い合っている相場で長期に勝つことは難しいでしょう。

2.含み益があれば保有株を整理するチャンス

 知ってはいるけれど、年末以外は実施していない方も多いのではないのではないでしょうか。ご存知の通り含み益に対しては、所得税15.315%と地方税5%の約20%の税金を支払っています。この徴収された税金は持株を損切りすることで還付されます。ただしその後の反発にも備えて売りと同時に買いを入れます。


 タイミングとしては前場の寄付き、引け、後場の寄付き、引けと成行きであれば4回のタイミングがありますので比較的容易に実施できると思います。具体的には今年これまでに50万円の利益があり、直近の相場下落で持株が30万円ほど含み損が出ているとします。
 その持株を全て「売り」による損切りと同時に「買い」をすることで利益は20万円となりますが、含み損は0円になります。そして30万円に対して掛かっていた税金のうち6万円が還付されます。これは相場が下がっている時=含み損が大きい時ほど効果的です。


 売り買い往復の手数料は掛かりますが、6万円分キャッシュポジションを高められるのでIPO申込みがしやすくなったり、信用取引をされている方であれば委託保証金率を高めることが出来るでしょう。

  以上のように株式相場が下がっている時でも、言い古された「休むが相場」ばかりではありません。出来ることはあります。1は多少のリスクが伴いますが、2は手数料以外にリスクはほぼありません。これらを実行できていることを前提として、株式相場で長く生き残れるようにしていきましょう。

3.現物株の売買時は少しだけ注意点あり

 致命傷にはなりませんが、含み損を出しきれないことになるので以下は知っておいたほうが良いでしょう。説明を続けます。損切りと買い戻しを同時にする場合、主に2つのパターンがあると思います。


1つ目は「信用買い」で含み損が発生している場合。こちらは「信用返済売」と「新規信用買」を同じタイミング、同じ株数だけ行えば(損金x約20%)の税金が還付されます。

 

2つ目が「現物買い」で含み損が発生している場合。こちらが意外とややこしいです。
(a)「現物売」+「新規現物買」
(b)「現物売」+「新規信用買→現引き」
(c)「新規信用売→現渡し」+「新規現物買」
(d)「新規信用売→現渡し」+「新規信用買→現引き」

 

以上のように4通りのパターンが考えられますが、ポイントは「+」の前後を同日中に行わないことです。なぜなら、現物株式の売買を同日中に行うと売買の順序に依らず、まず「買い」を先に行ったとしてまず平均取得価格が算出されます。

 

今回は含み損が発生している場合なので、本人はそのつもりがなくても、一時的に当初の買値より安い価格で「ナンピン買いをした」ということになります。次にその「平均取得価格」の株数の一部を「売却」したということになります。

 

具体的な価格で説明すると、
当初の買値と株数・・・3,000円x100株(取得金額:30万円)
売買時の株価・・・2,000円(含み損10万円
同日に2,000円の株を現物取引で100株買い、100株売ると
平均取得価格・・・(30万円+2,000円x100株)/200株=2,500円


→最終的には平均取得価格「2,500円で100株保有している」状態になり、含み損が5万円と全ての含み損の整理が出来ないことになります。

 

ではどうすれば良いかと言いますと、新規現物買いまたは現引き翌営業日に行うことです。
(a)「現物売」+翌営業日に「新規現物買」
(b)「現物売」+「新規信用買→翌営業日に現引き」
(c)「新規信用売→現渡し」+翌営業日に「新規現物買」
(d)「新規信用売→現渡し」+「新規信用買→翌営業日に現引き」

 

ただし、ここでも注意があり(a)や(c)のように翌営業日に「新規現物買」を行うと価格変動リスクがあるので、(b)や(d)のように含み損のある現物株式を売却後に「新規信用買→翌営業日に現引き」が良いと考えます。

 

さらにIPOラッシュでキャッシュポジションを一時的に高めたい場合は、「IPOの抽選が終わってか現引きを行う」という応用技もありますので、IPO投資の戦略の一助としてご参考ください。

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